1. HOME
  2. ブログ
  3. タイ
  4. タイ国民年金基金(NSF)は2018年度に120万人加入を目指す

ASEAN最新動向

Latest trends in ASEAN

タイ国民年金基金(NSF)は2018年度に120万人加入を目指す

2015年から開始したタイの国民年金基金National Savings Fund
(NSF)は、主にタイ人自営業者、農業生産者、タクシー運転手など
といったこれまで年金制度のない層を対象にしていて、
約3000万人が制度適用者となるとしています。

2017年度はおよそ100万人の加入を目指していましたが、
目標には届かず、2018年度は120万人の加入を目指すとしています。

タイ国民年金基金(NSF)は関連する政府系、地方自治体パートナーと
協力することで、加入者の増加を目指すとしています。
主な協力関係を築く組織として National Village and Urban
Community Fund Officeナショナル・ビレッジ&アーバン・
コミュニティ・ファンド・オフィス、Comptroller-General’s
Department会計監査人総裁部、Agriculture and Cooperatives
Ministry農業協同組合省、Student Loan Fund and the
Education Ministry学生ローンファンド・教育省などと提携し、
年金加入や支払を円滑に進められるようにします。

タイの国民年金基金National Savings Fund(NSF)には
2017年12月時点でおよそ52万人の加入者がいます。
同年金制度は加入対象者(5歳~60歳)から月額50バーツ
以上(年間で最大1万3200バーツ以内)を積立で行います。

15~30歳には年間600バーツ以内、積立金に対して50%を拠出し、
30~50歳には960バーツ以内で加入者が拠出した額の80%を拠出、
50歳以上には1,200バーツ以内で同100%を拠出することと
なっています。

年金を受け取る条件は以下4つの場合に可能としています。
60歳を超えた時点、身体障碍者になった時点、
同年金基金退会を希望した時点、死亡した時点。

同年金基金はタイにいるおよそ1000万~1800万人の自営業者が
退職時に安心した老後を過ごせるために設立されています。
積立資金はおよそ41億バーツとなっていて、20.3億バーツは
加入者からの積立資金、残りはタイ政府の国債、
政府系債券が投入されています。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

月を選択