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クレディ・スイスは赤字が続くVソーラー・グループへ追加出資【マレーシア:エネルギー】

スイス金融機関クレディ・スイス・グループは、
マレーシアの太陽光発電事業者Vソーラー・グループ
(VSOLAR:0066)の
実質的な株主として5.08%の株式を保有しています。

クレディ・スイスはBRUSAマレーシアへの報告書提出により、
2019年7月に880万株を追加購入し、株式保有数を
1,960万株に引き上げたと発表しています。

Vソーラー社はマレーシア証券取引所(BRUSA)の二部市場
上場企業です。
2019年6月締めの業績は売上29億8900万リンギ、
純利益-15億3900万リンギでした。
同社では2016年から継続的な赤字になっています。

Vソーラー社は2019年5月発表の声明で、
いくつかの再生可能エネルギー事業に関する見直しと、
修正されたネット・エナジー・メータリング(NEM)
政策への参加機会を検討することなどにより事業再生を
目指しています。

また、2025年までにマレーシア国内の電力構成で
20%の再生可能エネルギー(RE)を達成するという
マレーシア政府の目標についても明るい見通しであると
しています。

マレーシアでの太陽光発電推奨政策は、
2011年4月に再生可能エネルギー法が制定され、
再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)が
導入されました。

その後、2016年11月からはFIT制度に代わる余剰電力の
買取制度としてネット・エナジー・メータリング
(NEM:net energy metering)が制定されました。

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